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2007/04/02

春の使者

天気の世界で『春の使者』と言えば『黄砂』です。

今年は記録的な暖冬で、黄砂の故郷、

中国大陸の気温も高かったので、

例年より早めに飛ぶとも予想されていました。

2月23日に九州で観測されたのが初日で、

やはり早めでした。

そして、昨日4月1日全国63箇所、

今日は75地点で観測されました。

1日で観測された地点数としては

観測史上2番目の多さです。(1番は2002年76地点)

大阪、神戸の視程(人が目で見通せる距離)は3キロ、

肉眼でも空が黄色くて、ぼんやり霞んでいるのがよくわかり、

洗濯物が少し黄ばんだり、車の汚れが目立ちました。Photo_11

                                                           

                                                      

                                                

                                                                 

これまでは春の風物詩などとして取り上げられていた黄砂ですが、

増え続けることで深刻な問題になりつつあります。

韓国では、黄砂の多い日には黄砂警報が発表され

学校が臨時休校になることもあります。

アレルギー症状を起こす人も多く、

人体や農作物への被害は毎年3兆ウォンから5兆ウォンです。

(日本円で3千億~5千億)はかりしれない被害額です。

年々増える傾向にある黄砂の正体は

東アジアのタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠などの砂漠地帯の砂。

春になって氷が解け乾燥し、

低気圧が上空を通過するときに砂が巻き上げられて、

風にのって韓国や日本にやってくるのです。

黄砂が増えている理由としては、深刻化する中国内陸部の

砂漠の拡大とみられています。

砂漠の拡大の原因はいろんな要素があるでしょうが、

人的影響も大きいようです。

砂漠は50年代から70年代は年平均で1560平方キロでしたが、

76年から87年には年平均で2100平方キロに、

88年から00年には年平均3600平方キロに増えています。

(中国科学院寒区早区環境・肯定研究所)

拡大が目立つのは、牧羊と農業が混在する

内モンゴル自治区の草原地帯です。

これまでは悪化の一途をたどっていたが、

中国政府が砂漠化防止に力を入れ始めていて

植樹を始めたりしているそうです。

日本も支援し、黄砂の発生源となるタクラマカン砂漠、

ゴビ砂漠、黄土高原など新たに7箇所観測機器を

設置することが決まっています。

どの地域でどのくらいの黄砂が発生したのか

細かく分析できるそうで

今後の黄砂増加の防止に活躍してくれそうです。

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